流星の絆 東野圭吾著 講談社
2年程前、福岡で幼い3人の子供と両親が乗った車が飲酒運転の車に追突され海に投げ出され3人の子供が亡くなった痛ましい事件がありました。
可哀相で涙なしでは読めないニュースでした。
その後飲酒運転に対する法律が強化されご両親は赤ちゃんにも恵まれ人生の再出発への希望が少しは持たれたかもと思っています。
もし逆に3人の幼子がのこされ両親が理不尽な殺され方をした場合、子供達の将来はどんな過酷な人生が待ち構えていることでしょう。
「流星の絆」は、幼い仲の良い3人の兄妹が両親に内緒で流星を見るために夜中に家を抜け出し帰って見ると両親が殺されていたという設定で話が始まります。
施設に収容された子供達は兄は弟と妹を守り弟と妹は兄を慕いながら成長します。そして成長した3人は殺人犯を見つけ出しチームプレーよろしく復讐するミステリー小説です。
意表をつく展開でぐいぐい読者を引き込みます。若者の深層心理が分かりやすくすっきり書かれていて後味のいい小説でした。
Breezeさんが同じ本を読んで下さって、なんだかいっそう身近に感じられます。こういう気楽なエンターテイメント(最近はエンタメと略すんですよね)小説も良いですね。
後にはナニも残らないのだけれど、読んでいる時は面白くてどんどん読み進めてしまえて。
相互トラックバックも有り難うございました。
Michikoさん。コメントありがとうございます。
「私の本棚」の設定。今回はトラックバックの取り組み方など、いつもご指導有難うございます。
本棚のブログは、本好きの私が自分のBookListが出来ればいいかなというぐらいの軽いのりでブログ設定のお勧めに従いましたが、こうして読書のつながりが出来るとぐっと読書の楽しみが膨らむことに気付かされました。
有難うございました。